竹とガラス


 
僕らの半分は透明なガラスでできていて
 
壊れ易く
 
軽い衝撃によってヒビ割れ四散する
 
あとの半分は
 
大地に直立し光にむかって伸びようとする
 
竹だ
 
 
縦・横・斜めの幾重にも錯綜した
 
ヒビ割れや破片やのガラスと
 
竹の姿とは一緒になって
 
瞬間
 
一つの風景を作りだす
 
 
風景は折につけ変化し移行し
 
竹はときに
 
圧倒的なガラスの光の屈折の中に埋没し
 
また稀に
 
その全き姿をあらわにし屹立する
 
 
竹が明瞭に見えるそんな時だ
 
まちがいもなく
 
確かなことばがほとばしりでてくるのは

 

 

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