岩棚の上にて


 昨日の午後、光はなぜあんなにも
 仕事場の壁の上に弱々しく光っていたのか不思議だ
 もっと明るくもっとしっかりとしたものだと思っていた
 
 友人の率直な親切
 
 昨夜眠れず
 四時ごろ起き
 敷居石の上に指をおき
 夏じゅう熱くきらめいていた岩棚を
 いっぱいにしている暗い雪を見つめ
 長いあいだそこに立っていた
 
 お返しに何をさしあげることができるだろう?
 
 明け方のはじける寒さに
 顔をおおうことはしない

 

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