あなたが死んだとき
幾日ものあいだ私の目のなかのいちばんに深い部分は
白いおちつかないおびえやすい
一羽のハトにとりつかれていた。
いくばくもなく羽根をもち飛びさり
そして灰色がかったうす明かりのなかに消えてゆく
その姿が私にはボンヤリと見えた。
けれど私のこころは知っていた。あれはあなた。あなたの魂。
あの悲しいけれど放射する認識 ― それでよかった。
秋とはあのようなときであり得るのです、
しずかな光は叡智にと変換されて、
まるで鏡のようにおおきく開けた空とこの地上に
保ちつづけるその高い瞬間のなかに
魂のなかでふるえる感情の芽がみえます。
すべてがあまりに清く澄んでいるので、それは
空を地上を
またあなた自身をもその中間にさまよわさせ
そう、死をもすら傷つけるのです。 あなたが何であったか私はけっして忘れはしない。
白いこわれやすい、一羽のハト。 |
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